利益の最大化ではなく、世の中にある社会課題を解決することを目的としているビジネスのこと。2006年にノーベル平和賞を受賞したムハンマド・ユヌス博士によって提案された。
これまでにもあった慈善(ボランティア)活動との一番の違いは、ビジネスモデル自体が経済的自立の可能なものであり、持続可能であるという点だ。これまでの慈善活動は無償で事業を行っているため、定期的に寄付金を集める活動に重きを置かざるを得なかったが、ソーシャルビジネスは従来の考え方を変える発想として日本でも注目されつつある。
ただし、ソーシャルビジネスは地域限定的で小規模であることが多く、インパクトを生み出す規模や資源が欠ける傾向にある。拡大しグローバルな展開に至った事例として、グラミン銀行が有名だ。