国連グローバルコンパクト(United Nations Global Compact)

各企業・団体が社会の一員として持続可能な成長を実現するために、責任あるリーダーシップを発揮し世界的な枠組み作りに参加する取り組み。1999年のダボス会議で、当時のコフィー・アナン国連事務総長が、国家や国際機関だけでは解決困難なグローバル課題を解決するために企業への参画を呼びかけた。
各企業・団体は、人権・労働・環境・不正・腐敗防止の4分野・10原則を軸に事業活動を展開することによって社会的責任を果たし、世界の持続的発展に貢献することが可能になる。現在、世界約145カ国で1万を超える団体(そのうち企業が約7,000)が署名している。
10原則の具体的な内容は、人権の保護、人権侵害の防止、組合結成や団体交渉権の承認、強制労働・児童労働・職業上の差別の撤廃、環境問題の予防、環境への責任ある取り組み、環境技術の開発・普及、強要や贈収賄などの不正・腐敗の防止である。

国連グローバルコンパクト
http://www.ungcjn.org/gc/index.html