王子製紙の「千のトイレプロジェクト」
トイレットペーパーなどを販売している王子製紙が2008年に始めた「千のトイレプロジェクト」がある。王子製紙は、消費者が購入したネピア製品の売上の一部をユニセフに寄付する。すると、その寄付は東ティモールにおいて汚れた水とトイレの不備からおなかをこわし脱水症状などで命を落としている子どもたちのトイレづくり支援に使われるという取組みになっている。これまでの取組みの結果、2008年時点では、下痢による脱水症状などで命を落とす子どもが約150万人いた状況が、2012年現在は、およそ80万人にまで減少し、国内シェアは3位からトップに上昇するという成果を上げた。